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  • 必要なのは、明治維新ではなく、1940年体制との訣別 - 月明飛錫

    雑記 | 02:32 | 今日、11ヶ月間続いた『龍馬伝』が、最終回を迎えた。一般的にはわりと盛り上がっていたようだが、個人的には、いまひとつ入り込めないところがあった。なぜなのだろうと考えてみたところ、いまの日に求められているのは、明治維新ではないと感じているからだ、という結論に至った。 例えば、大政奉還後、慶應3年11月に、新政府の基方針を示すために坂龍馬が自ら書いたと言われている「新政府綱領八策」。日を近代化することによって世界国家の仲間入りを果たすという、明治維新の原点が示されている。こちらが実物の画像↓国立国会図書館「史料に見る日の近代-新政府綱領八策」   簡単にいうと、第1義と第2義では人材の登用、第3義では外交、第4義では憲法の制定、第5義では議会の設置、第6義では陸海軍の設置、第7義では近衛兵、第8義では為替レートについて書かれている。今の日では、ここに書かれ

    ueshin
    ueshin 2010/11/29
    もっともなことだ。兵役(企業戦士)にとられた男たちは帰国しなければならない。戦争はとっくに終わったのに国民総「福井さん」状態。
  • 大正青年と平成の若者の共通点 - 月明飛錫

    雑記 | 00:02 | 1. 大正青年と平成の若者大正時代と平成の世は、よく似ているといわれる。「富国強兵」のスローガンの下、近代国家としての体制作りに邁進し、大国の一員となった明治の後の大正。そして、戦後の復興から奇跡の高度成長を達成し、世界第二位の経済大国となった昭和後の平成。 繁栄の中で成長した世代は、大正青年にしても、平成の若者にしても、その親の世代からすると、親の遺産をいつぶす頼りない存在に見える点も共通している。しかしその背景には、目標を達成したあとで、社会システムの矛盾が表面化し、価値観が混乱したことがあり、それが若者の姿に顕著にあらわれたのだと思われる。 2.金持ちの若旦那、大正青年明治から昭和にかけて活躍したジャーナリストの徳富蘇峰(1863〜1957)は、『大正の青年と帝国の前途』(1916年=大正5年)の中で、大正の青年を「金持ちの若旦那」と呼び、大正青年を次の5

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    ueshin 2010/10/03
    稲村博「若者―アパシーの時代」で提出されていた視点。1989年
  • 自己顕示としての消費から、生産消費能力を高める消費へ - 月明飛錫

    雑記 | 00:45 | 先日、『第三の波』を再読していろいろと発見があったので、同じ著者アルビン・トフラーが、2006年に出版した『富の未来』を読んでみた。 『富の未来』には、社会が工業社会から知識社会へ移行するとともに、「富の体制」が大きく変わっていくことが書かれている。なお、トフラーのいう「富」とは、金銭だけではない。金銭で買ったわけではないが、人々のニーズを満たすものも全て含めて「富」と呼んでいる。 富の未来(上)ジャンル: ・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 社会科学 > 社会科学全般ショップ: 楽天ブックス価格: 1,995円楽天で詳細を見る こので興味深かったのは、「生産消費者(プロシューマー)」の増加が、新しい知識社会のなかで大きな役割を果たすとしている点だ。 1.生産消費者生産消費者とは、自ら消費するためにモノやサービスを生産する人のこと。工業化社会のモ

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    ueshin 2010/09/11
    金銭経済から楽しみのための創造消費になったら、人生楽しくてもビンボーでカネが回らない。知識創造社会というのは貨幣で物資が回らない社会なのか。
  • 工業を大切にせよという反動イデオロギーは発生するか - 月明飛錫

    雑記 | 01:17 | 知の巨人、故・梅棹忠夫氏の「情報の文明学」を再読し、今更ながら、同氏の先見性に驚嘆した。 「情報の文明学」は、1963年、今から約半世紀も前に書かれた論文を中心にまとめられた書物。 情報の文明学 (中公文庫)作者: 梅棹忠夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1999/04メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 66回この商品を含むブログ (68件) を見る こので一番有名なのは、産業の発展段階の歴史 農業 → 工業 → 情報産業を、生物の発生段階になぞらえた点だ。 農業:糧生産=消化器官系を主とする「内胚葉産業」工業:物質・エネルギー生産=筋肉中心の「中胚葉産業」情報産業:シンボル操作=脳や神経系の「外胚葉産業」 「内胚葉産業」と「中胚葉産業」は、人間も動物も持つ機能を産業化したにすぎない。(いやむしろ、べ物を消化するとか、走るとかいったことは、人

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    ueshin 2010/08/29
    梅棹忠夫のこの本はいまの情報社会をいったのではなくて、テレビ・ラジオの時代のことをいっていたのではないか。
  • ブログもパトロンの時代? ライブドアが「ブログ奨学金」発表 - 月明飛錫

    00:25 | 昨日、ライブドアが「ブログ奨学金」制度を発表した。ブロガーが、年間最大で300万円のサポートを受けられる制度だ。ついにくるべきものがきたな、というのが私の感想だ。というのは、明治時代の新興メディアだった新聞について調べたり、最近のアメリカでのネットメディアの動きなどを見たりしていると、ネット上で意見を発信する行為に対して、何か経済的な援助をするような仕組みが出てきていいのではないかと思っていたからだ。ちょっと唐突に聞こえるかもしれないので、以下順を追って説明したい。 1.明治の新聞1)投書家を優遇明治時代に新興メディアとしてスタートした新聞は、熱心な読者(投書家)からの投書が、紙面の多くを占めていた。(こちらを参照)そして、投書家は、新聞社から投稿料を受け取っていた。常連投書家になると、明治8、9年の時点で、1ケ月4円とか、10円の収入を投書から得ることもあった。明治8年の

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    ueshin 2010/05/28
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