日本時間の2月8日8時30分、プロアメリカンフットボールリーグ(NFL)の優勝決定戦『第50回スーパーボウル』が開幕した。今回の試合は約1億6,700万人が視聴し、テレビ史上最多記録を更新したという。なかでも試合の休憩時間中に行われる『ハーフタイムショー』は見せ場のひとつで、例年豪華アーティストが出演。今年はコールドプレイ、ブルーノ・マーズ、ビヨンセらによるパフォーマンスが繰り広げられた。エンターテインメント大国・アメリカで、この『ハーフタイムショー』がもたらす意義とはどのようなものなのだろうか。音楽ジャーナリストの柴那典氏に話を聞いた。 まず、2月という時期がアメリカのエンターテインメントにおいて一大シーズンであること、『スーパーボウル』への国民の関心の高さについて柴氏は以下のように説明する。 「NFLの優勝を決める大試合『スーパーボウル』、その翌週に音楽の祭典『グラミー賞』、またその翌
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