こんばんは、ラッシャー木村です。 あれは25〜26歳ごろのことだ。当時所属していた国際プロレスから「アメリカに行け!」と言われて、アメリカやカナダに1年くらいかけて武者修行に出ることになったんだ。事情がよくのみ込めないまま、渡された航空券を片手にアメリカに着いたが、右も左もわからない。もちろん、英語なんてしゃべれるはずもない。知っている言葉といえば、I am a boy.≠ョらい。それでも、試合のマネジメントやホテルの手配など、自分でやらなければならないから毎日が必死だった。アメリカに来たばかりのころは、ホームシックになって110sもあった体重が、80sにまで落ちてしまった。自分よりひと回りもデカい奴らを相手に、それではかなわないよね。だけど、しばらくして外国での生活にも慣れてきたのか、「プロフェッサー木村」としてリングで活躍ができるようになった。すると、その活躍が日本に伝わり、ライバル団