自治体にはITのノウハウ共有がさらに必要だ。そのためにオープンソースソフトウエア(OSS)は有効な手段となり、共有の輪が広がっている――。先日開催された「オープンソースカンファレンス(OSC)2012.Government Tokyo/Fall」(関連記事)で感じたことだ。 長崎県が公開したOSSを導入した徳島県が、今度は開発したOSSを公開 オープンソースカンファレンス(OSC)は、オープンソース関連コミュニティが集まって、全国各地で開催しているイベントだ。OSC.Governmentは、東京で開催するOSC Tokyoの1トラックとして2010年から開催されている。記者もボランティアで講師の推薦などをお手伝いさせていただいている。 3年間開催し、講師の発表を聞いてきて感じるのが、OSSを介したITによるコストダウンや産業振興などのノウハウが、ゆっくりとだが、着実に、輪のように広がってい