インターネットイニシアティブ(IIJ)はマスコミ向けのセキュリティ勉強会を開催した。昨今世界中で猛威を振るっており、日本での被害もしばしば報道される「マルウェア」による攻撃はどのように行われているのか、また対応する側はどのようにしてマルウェアの被害を特定しているのだろうか。 今回の勉強会は、IIJのセキュリティ本部に所属する4人を講師役として行われた。このうち、IIJが誇るセキュリティオペレーションセンター(SOC)のセンター長である野間祐介氏を除く3人は、日本人として初めて、国際的なITセキュリティカンファレンスである「Black Hat USA」で講師役を勤めるアナリストだ。セキュリティにおいて、これほど精通した人材はなかなかいないだろう。ちなみにSOCはIIJ内でセキュリティサービスを提供している部署であり、厳重なセキュリティで守られたセンターから365日・24時間ネットワークを監視