◆第104回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 九州学院14―4帝京五(13日・甲子園) 7年ぶり9度目の出場となる九州学院(熊本)は、ヤクルト・村上宗隆内野手の弟・慶太が「4番・一塁」で出場。第4打席に聖地初安打となる三塁打を放つと、5打席目の四球を挟んで6打席目には左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、甲子園デビュー戦でマルチ安打を記録した。 10点リードの8回2死。帝京五・国方の外角高め変化球をとらえた打球は左翼フェンスを直撃。チーム19本目の安打を放ち、89年に熊本工(日大三島戦)が記録した熊本勢最多安打に並んだ。 「甲子園で1勝できたことは素直にうれしい。これまで苦しいこともあったが、心折れることなく練習してきた成果だと思う」と村上。「自分の中ではまだ納得いく打撃できていない。あれ(最後の打席)がホームランにできるようにやっていきたい」と次戦を見据えた。 <村上慶太>(むらかみ・け