藤井聡太を相手におそるべき地力を見せた羽生善治。対局時に50代で藤井に勝った棋士は他に井上慶太九段(2018年当時54)しかいない(photo 代表撮影)この記事の写真をすべて見る 20歳の藤井聡太と52歳の羽生善治のドリーム対決となった王将戦七番勝負。第3局は1月28、29日におこなわれる。その戦いが決着する前に、第2局で見せた羽生らしい常識外の妙手を振り返る。 【写真の続きをみる!】 * * * 一言でいえば、見る者をうならせ続けた名局だった。 藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑戦する王将戦七番勝負。第2局は1月21、22日、大阪府高槻市でおこなわれた。結果は101手で羽生挑戦者が勝ち、スコアは1勝1敗のタイとなった。 「ちょっとほっとしてます」 局後にそうコメントしながら、羽生は安堵の表情を浮かべていた。七番勝負は全国各地を転戦する。誰を応援するにせよ、一局でも多く対
