佐藤ねじが、カヤックを去るワケ。 2016年7月。あるひとりの男が面白法人カヤックを巣立つ。 男の名は、佐藤ねじ。カヤックのアートディレクター/プランナーとして、そして個人のクリエイターとしてさまざまな作品を世に送り出してきた男だ。得意技は“スキマ表現”の探求。カヤックでクリエイターたちのマネジメントを手がけながら、自ら提唱した「空いている土俵を探す」という考え方のもと、Webやアプリ、デバイスの領域で作品づくりを行なってきた。 代表作であるハイブリッド黒板アプリ『Kocri』ではグッドデザイン賞 BEST100/未来づくりデザイン賞を、『しゃべる名刺』ではYahoo! Creative Award 個人部門グランプリを受賞するなど、これまでも数々の賞を獲得してきたねじさん。輝かしい実績を見ていると、 「カヤックにいたほうがいろいろ楽しいことができるのでは?」 という疑問が生じてきた。なぜ