『オンライン教育』という既存の教育とテクノロジーを組み合わせた新たな分野に世界の注目が集まっているのをご存知だろうか。ワシントンポストによると、米国の国内総生産9パーセントを占め、その額は1兆3000億円を突破すると言われる『教育市場』に参入するため、大学などの高等教育機関や米国スタートアップ企業の間で大きな盛り上がりを見せている。 実際に、『知の大国』と名高いハーバードやマサチューセッツ工科大学などのアメリカの大学も、世界中から優秀な頭脳を惹きつけるために『Massive Open Online Course (MOOC)』と呼ばれる無料で参加可能なオンライン大規模講義を全世界に展開し、数百万人のユーザーを生み出している。特筆すべきは先進国だけでなく、発展途上国からのアクセスも顕著になっており、ユーザーの爆発的拡大に繋がっている。さらに日本でも、オンライン教育サービスが徐々に浸透してきて