概要キク科アキノキリンソウ属の多年草。明治時代、米国より観賞用に持ち込まれたキク科の帰化植物(園芸植物としての名前はソリダゴ)。アキノキリンソウ(アワダチソウ)より背が高いためセイタカアワダチソウと名づけられた。 人の入らない空き地に最初に生える背の高い雑草の一つで、パイオニア植物の代表格。休耕田など、肥料となる成分の多い湿った土地では4メートル以上に伸びることがあり、秋には黄色い花を付ける。 地下茎からアレロパシー物質(ポリアセチレン化合物など)を出して他の植物の発芽を抑制し、単一の群落を作るが、アレロパシー物質はセイタカアワダチソウ自体の発芽も抑制するため、ススキなど他の植物と入れ替わってゆく。 地上に伸びている部分だけ毟り取ったり、群生地を焼き払うなどして開けた状態が保たれると繁茂し、駆除には相当強力な除草剤が必要。しかし、人の手が入らない土地では次第に衰退する。かつてはセイタカアワ