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創業２４０年を超える老舗酒蔵「老松酒造」（兵庫県宍粟市山崎町）は、女性をターゲットにした新商品「善次郎の妻梅酒」と「善次郎の妻ゆず酒」を発売した。醸造する自慢の日本酒「古酒善次郎」に無農薬のウメとユズの果汁を加えた。 「梅酒」に使用した梅は和歌山県産の紀州南高梅。完熟梅のうまみに加え、モモのような甘い香りが特徴。「ゆず酒」は高知県産のユズを使い、すっきりとした味わいに仕上げた。いずれも価格は１６００円（７２０ミリリットル）。５００本限定で販売する。 同酒造は近年、酒造りの現場を開放する蔵開きのイベントを開くなど、新たな日本酒ファンの獲得に力を入れている。新商品は、この酒蔵見学会に年配の夫婦が訪れることが多かったことから、「夫婦２人でお酒を楽しんでもらいたい」と女性をターゲットにして製造した。 問い合わせは同酒造（（電）０７９０・６２・２３４５）。