自民党は30日、夏の参院選東京選挙区への擁立を調整していた作家の乙武洋匡氏(39)について、擁立を断念した。「週刊新潮」が報じた不倫問題への反発が強く、支持を得られないと判断した。乙武氏は、当初から出馬の意思はないとするコメントを発表したが、一部では、かねて政界転身への意欲が強い乙武氏が、出馬の機会を模索しているとの見方もある。一方、週刊新潮は今日31日発売号で、乙武氏の新たな不倫を報じることが分かった。 今月24日に「週刊新潮」で乙武氏の不倫が報じられた後、静観してきた自民党が「乙武切り」に動いた。「不倫は選挙でもついて回る」(党関係者)と、出馬に反対の声は、日に日に拡大。乙武氏、妻の仁美さんが週刊誌発売日の早朝、謝罪文を出すスピード対応を取ったが、これがさらに批判を招いた。出馬や今後の活動への影響を最小限に抑えようと、政界関係者ら乙武氏周辺がシナリオを描いたが完全に裏目に出た。 知