2006年10月の「FPD International 2006」で公開された、55型フルHD SED SEDテレビに関連する米Nano-Proprietaryとの訴訟が長期化する中、キヤノン株式会社は25日、2007年第4四半期に予定していたSEDテレビの発売を、「当面の間見送る」と発表した。 同時に、キヤノンからSEDパネルの供給を受け、SEDテレビの生産を予定してた東芝も、「キヤノンから当初予定していたスケジュールでパネルを供給できない旨の連絡を受けたため、東芝も第4四半期に予定していたSEDテレビの発売を延期する」と発表した。発売時期については両社とも未定としている。 延期の理由についてキヤノンは、米国で行なわれている訴訟が長期化していることを挙げるとともに、「さらなるコストダウンを実現する量産の技術の確立を行なうため」と説明している。 Nano-Proprietaryとの訴訟では