鈴木宗男で思い出したので,これを機会に. 伊勢崎賢治「武装解除」(isbn:4061497677)には次のような記述がある. ・・・官民コラボレーションとか,「金は貰っても魂は売らない」とか言い張っても,まったくの自慰行為である.官は国益以外の目的で民間に税金を託さないし,事実,日本におけるODAとNGOのコラボレーションは「金のないNGO」と「顔の見える外交ができない日本政府」が相互に依存し合わなければならない状況で始まった.公的資金を受けないと死活にかかわるNGOは,この時点で,非政府でなくなり,国策,つまり日の丸を背負うことになる. 鈴木宗男の「悪行」のひとつとして当時報道された中にNGOのへの口出しがあった.そこで名前が出てきたのが「ピースウィンズ・ジャパン」というNGOであったが,この団体のサイト内にある会計報告を見ると,2003年度の収入総額約14億円のうち約1億円が政府からの