米ワシントン・ポスト紙は5日、「日本に対する五つの根拠のない話」という寄稿文を掲載した。 米のメディア・グループ、ナイトリーダー社の東京特派員を務めていたマイケル・ジレンジガー氏が寄稿したこの文は、「日本が北朝鮮の核問題解決のため米国をサポートすると考えるのは誤解だ」としている。以下はこの寄稿文が指摘する五つの誤解だ。 ①日本はアジアの新たな大国に浮上するだろう 米国は日本がアジアの大国に浮上し、中国をけん制することを期待した。また、日本が海外派兵を増やすなど、アジアで米国の代理をするものと思っていた。こうした考えは先日、安倍首相が参院選で敗れたことから「風前のともしび」となった。 ②日本は不景気から脱した 日本は15年間という長期にわたる不景気から脱したように見えるが、国内消費はまだ「貧血」症状を示している。日本銀行はかろうじて黒字を維持し、消費者価格は下がり続けている。国内消