佐藤優をリベラル・左派が使うことの奇妙さが、ようやく話題に(問題に)なりつつある。 この点については、小谷野敦のブログや、片山貴夫のブログを読まれたい。 私がこのことを指摘したのは昨年12月だ。その際に、佐藤優を好んで使っている以上、一連の「総連弾圧についても、左派系メディアは、沈黙か、形だけの日本政府批判でお茶を濁すだけだと思われる」と書いたが、残念ながらその予測は的中してしまった。 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤優現象は重要だと考えている。佐藤優現象とは、「佐藤優のような、右翼であり、右派メディアに頻繁に登場して国家主義を喧伝している人物が、全く同時期に、リベラル・左派と一般的に目されているメディアにも登場している現象」と私は考えている。この規定の中で、「右」と「左」を逆にすることはできない。佐藤のリベラル・左派メディアでの発言内容は、「保守的護憲論」など毒
「密室の45分」が永田町を揺るがせている。 先日30日、福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表がほかのだれも同席させず、2人きりの党首会談に臨んだせいだ。それを受けて、今でも「衆院の早期解散?」「いや、自民・民主の大連立の密約では?」とウワサはウワサを呼んでいるわけだが、ここに来て「密約」を疑わせる新情報が本誌に舞い込んできた。 争点はテロ特措法ではなかった? そもそも前記のような噂を煽ったのは、党首の側近たちがオロオロと慌てたせいでもある。「対テロ新法案の成立と引き換えに、衆院解散なんて約束してはダメ。大連立も受けてはなりません」。会談の直前、自民党ナンバー2の伊吹文明氏はいつものおっとりした表情から一転、引きつった声で福田首相に進言している。 一方、小沢氏の側近を自任する山岡賢次国対委員長は、てっきり自分が日程調整するものだと思っていたのに、頭越しに党首2人で日程を決めてしまったことにショ
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