大阪市西区のマンションに3歳の長女と1歳の長男を閉じ込め餓死させたとして、殺人罪に問われた母親の下村早苗被告(24)に対する裁判員裁判で、大阪地裁は16日、懲役30年(求刑・無期懲役)の実刑判決を言い渡した。 下村被告は殺意を否認していた。検察側は論告で「10年6月9日ごろの時点で2児が相当衰弱していることを認識しながら部屋に閉じ込めた。被告の弁解は信用できない」と述べ、殺意はあったと強調した。弁護側は「被告は2児が死んでも構わないなどとは考えなかった」として、保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張した。 起訴状によると、下村被告は長女の桜子(さくらこ)ちゃん、長男の楓(かえで)ちゃんと大阪市西区のワンルームマンションで暮らしていたが、食事を与えなければ死亡することを知りながら、10年6月9日ごろ、2人を自宅に閉じ込めて放置し、同月下旬ごろに餓死させた、とされる。 こちらも参照 http:/