引きこもりの子を持つ親でつくるNPO法人「全国引きこもりKHJ親の会」(東京)が14日、鳥取市で支部を立ち上げ、同法人の池田佳世代表が「大人の引きこもりの貧困が深刻化している」と地域の連携を呼びかけた。 200人以上から相談を受けてきたジャーナリスト池上正樹氏(51)が講演。「年金暮らしの親が亡くなって生活費を工面できない引きこもりが増えている。就職も難しく、地域に居場所をつくることが必要」と訴えた。 約50人が参加。22歳の引きこもりの子供がいる父親(59)は「これまで相談する人がいなかったので、交流を通して学びたい」と話した。