1990年代をピークにCDの売上は右肩下がりと言われている。今では生産量が1997年の約6割、生産金額では1998年の約半分に落ち込んだ。1998年のウインドウズ98登場とともに普及したインターネットの影響を考慮して昨年導入された違法ダウンロード厳罰化から10月1日で一年が過ぎた。ところが、CD売上は不調なままだ。実際にCDやダウンロードで音源を購入した人を周囲に探そうにも、なかなか巡り合えない。 音楽を聞くのはもっぱらスマートフォンだという男子大学生も「CDはずっと買っていない」と言う。 「iTunesやソニーのMoraなどから買うことも最近はしていないですね。ダウンロードならCDより安くなるといわれるけれど、1曲150円が安いとは思えない。YouTubeからダウンロードすることが多いですよ。友だちでCDをよく買っているのは握手券や投票券が欲しいAKBのファンか、クラブDJを趣味でやって
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