安倍首相は1月10日、TV番組で2017年4月に予定する消費税率10%の引き上げについて「今度は景気判断は行わず、リーマン・ショックのようなことが起こらない限り、予定通り引き上げていく」と述べました。過去を顧りみれば、消費税導入までの道のりは断念と失敗の連続でした。ジャーナリストの嶌信彦さんは、自身のメルマガ「時代を読む」の中で、消費税の「失敗の歴史」を振り返りながら、日本国民を騙してきたとも言える多くの疑問や問題点を指摘しています。 公平、公正、簡素、赤字解消の基本に戻れ 税金──とりわけ消費税は国民一人一人の毎日の生活にかかわってくる税金だけに国民の関心はどこでも高い。それだけに、税金に対する基本的な哲学、考え方を国民が共有しておくことが重要になってくる。 税の基本哲学とは、まず「公平」「公正」「簡素」といわれる。誰に対しても公平な税制であり、何よりも公正でなくてはいけない。そして税の
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