「私たちはいまだ、最も高く、硬い『ガラスの天井』を破ることができていません」。米大統領選で敗北したヒラリー・クリントン氏は、初の女性大統領誕生が幻となったことをこう表現した。翻って日本はというと、世界経済フォーラムが10月に発表した報告書では、男女格差の比較で144カ国中111位(米国は45位)。国会議員の女性比率の低さや女性首相が出ていないことが足を引っ張り、女性の活躍を阻む「ガラスの天井」はさらに分厚い。この国の政治の現場が、「女性の活躍」という掛け声どおりに天井を打ち破れる日は来るのか。自由民主党の野田聖子議員、民進党の蓮舫代表と、政治学者の三浦まり氏に話を聞いた。(ライター・秋山千佳/Yahoo!ニュース編集部)
■それでも愛されたい… 今年もご当地キャラクター日本一を決めるイベントが開かれるなど依然、注目を集め続ける「ゆるキャラ」。人気投票で上位に入り全国区となるものがある一方で、ほとんど知られないまま、自治体側の都合などで姿を消しつつあるものも少なくない。人間並みに悲哀や波乱に満ちた道を歩んだゆるキャラたちを追った。(藤崎真生) 「大阪府立花の文化園」(大阪府河内長野市)の「フルル」は平成12年に開園10周年を記念して誕生。花の妖精という設定で施設の魅力PRに尽力してきたが、24年の「ゆるキャラグランプリ」では12票しか集まらず865体中863位という結果に終わった。 ところが、浜寺ローズカーニバル実行委員会(堺市)の「浜寺ローズちゃん」が下から2番目の864位、堺市都市緑化センター(同)の「ポピアン」が最下位と大阪府内のキャラがワースト3を独占したことが転機となった。 関係者らはこの結
<毒親、摂食障害、虐待、リストカット、PTSDなど、さまざまな問題を抱えた『ひきこもる女性たち』。「彼女たちの努力が報われる社会にしなければいけない」と感じさせるが、本書に描かれない"別の現実"も気にかかる> 『ひきこもる女性たち』(池上正樹著、ベスト新書)は、社会問題化して久しい「ひきこもり」問題における、女性のあり方を明らかにした書籍。著者は約18年にわたって「ひきこもり」事情を取材し、また当事者たちにまつわる活動や家族会をサポートしてきたというジャーナリストである。 読みはじめてすぐ実感したのは、「ひきこもり」のあり方だ。現実的には明確に定義づけられているとはいいにくいだけに、その存在は往々にして誤解されやすい。事実、著者は「ひきこもるという行為=扉の向こうでじっと動かずにいる人たち」ではないと断言する。部屋や家から外出できるかどうかで線引きしようとすると、本質を見誤ることになるとい
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<世界各国では社会成熟に伴って仕事を重視する傾向は低下するのが普通だが、なぜか日本は先進国で唯一、途上国型の「仕事重視」思考から脱却できていない> 日本人の「働き過ぎ」が言われて久しいが、その是正に向けた取組もこれまで進められてきた。週休2日制が普及し、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が謳われ、2014年には過労死防止法も制定された。 しかし統計によると、成果の程は定かでない。男性労働者の平日1日あたりの仕事時間は、1976年の478分から2011年の497分に増えているし、睡眠時間は逆に485分から438分に減っている(総務省『社会生活基本調査』)。 昨年暮れには、大手広告代理店の若手社員が過労の末に自殺する事件が起きたが、月の残業時間は100時間にも及んでいたという。日本人のワーカホリックは未だに治癒しておらず、むしろ悪化する傾向さえ感じられる。 【参考記事】このままでは日
「この3年ほど女王バチがおかしいと感じることがあるんです」 福岡県久山町で養蜂業を営んで41年。県養蜂組合の前組合長でもある矢部勝さん(71)が振り返る。巣を離れた女王バチは通常、雄と交尾後に帰巣して産卵する。それが帰ってこなかったり産卵しなかったり、産卵しても無精卵ばかりだったり。「根拠はないけれど、これはネオニコチノイド系農薬のせいだと感じる」 近年、国内外で報告が相次ぐミツバチの失跡や大量死の原因は、長年の経験からダニ、病気、そして農薬の複合要因だと確信している。中でも農薬の影響は大きいと思う。使用を控えるよう県などの関係者に要望してきたのもそのためだ。 ネオニコチノイド系農薬はタバコに含まれるニコチンに似た物質を主要成分とする農薬の総称で、1990年代に登場し、殺虫剤などの用途で使われている。神経伝達物質アセチルコリン受容体に結合し、神経細胞を興奮させ続けて昆虫を死に至らせる
歯を失う最大の原因は歯周病だ。歯垢や歯石に含まれる歯周病菌が歯肉や歯槽骨などの歯周組織に感染。歯ぐきが腫れたり、出血したりして最終的に歯周組織が破壊され、歯が抜けてしまう。 その治療は歯垢・歯石の除去が基本だが、嫌がる人は多い。歯垢・歯石をガリガリと削り取る音や衝撃の不快感に加え、歯肉が傷つくことで口の中が血まみれになるケースも多いからだ。しかし、最近は歯に薬を塗りつけるだけで歯垢・歯石が取れる最新治療法があるという。 ■歯肉を傷つけることなく除去 定年を迎えた多田康之さん(仮名、65歳)は退職金でインプラントを入れた。これまでは痛くて食べられなかったせんべいも、バリバリ噛み砕けて、満足していた。 心配だったのは歯垢・歯石。インプラントの人は、歯垢・歯石を放っておくとインプラント歯周炎となり、インプラントがダメになる恐れがある。ところが、歯垢・歯石の除去に使われる一般的な超音波スケ
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