毎月なんとなく給料から天引きされている厚生年金の保険料。その計算方法には年金ならではの少し特殊な事情があります 会社員の皆さんの給料から、毎月天引きされている厚生年金保険料。この保険料がどういう仕組みで決まるのかということは、あまりご存知ないのではないかと思います。 自営業者や学生が加入する国民年金の保険料は、月1万6340円(平成30年度)の定額です。ですから本人の所得の多寡にかかわらず同じ保険料を負担しています。 一方、厚生年金の保険料は「給料×保険料率」で算出することになっています。従って給料が高くなれば、それだけ保険料も高くなる仕組みということになります。 ちなみに現在の保険料率は18.3%(平成29年9月以降は固定)で、給料にもボーナス(賞与)にも同じ率で保険料を算出することになっています(会社が半額負担しているため、会社員の皆さんの負担は9.15%となります)。 ◆厚生年金保険