日本の水道が海外資本に売り飛ばされる危険が迫っている。それだけではない。『日本が売られる』(幻冬舎新書)で日本の貴重な資産が次々に叩き売られる危機的状況を暴いた堤未果氏は、「日本人の老後」までもがハゲタカ(外資系ファンド)の餌食になる、と警告する。 * * * 「高齢化大国」日本は、ウォール街の投資ファンドや外資系介護ビジネス業者から熱い視線を注がれている。 介護保険が導入されて以降、安倍晋三総理の「日本を世界一ビジネスしやすい国にする」という号令のもと、「介護のビジネス化」が加速中だ。ここ数年、欧米や中国の企業が日本の介護事業者を買収するなど、外資が日本の介護業界に参入するケースが相次いでいる。 それもそのはず、介護ビジネスは今、世界的な「優良投資商品」として急成長しているのだ。 例えばアメリカではフランチャイズの民間老人ホームや介護施設のリート(不動産投資信託)の人気が高い。老人施設は
![『日本が売られる』著者 「日本人の老後」の叩き売りに警告](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8870e3d6cc5aabb5662251b7e0a473904d8b0c75/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.news-postseven.com%2Fuploads%2F2019%2F01%2FP23sale1.jpg)