ストーンヘンジは、イングランドの先史時代遺跡である。太古の昔からここにあり、人々の好奇の対象になっていた。ノルマ ン人がイングランドを征服してから早くも70年後の文献に、「英国の不思議」として記述されている。考古学的な発拍調査に よって、その歴史と年代に関する信頼できる情報がもたらされたのは20世紀になってからで、現在ではストーンヘンジの主な 特徴、おおよその築造年代、築造の手順などが明らかになっている。 現在、見学者は西側からストーンヘンジを見学するようになっている。元来の儀礼用の入り口は北東にあり、後になって同じ 方向に行進用の大通り、アベニューがつけ加えられたと考えられている。入り口とアベニューは夏至の日の出の方角と一致し ている。航空写真で見ると明らかなこのアベニューを徒歩で辿ることもできる。今日、見学者が目にする最終段階のストーン ヘンジは相当に廃墟化したものであり、完成時のスト