本誌も警鐘を鳴らしてきた平成の治安維持法≠ニもいうべき法律が成立寸前だ。共謀罪―。犯罪について話し合っただけで逮捕される可能性をはらむ法案だ。自分はテロリストじゃないから関係ないと思っていると、いつの間にか「犯罪者」にさせられかねない、まさに凶暴*@案なのだ。 4月28日午前10時半。衆院法務委員会の理事会室から民主党筆頭理事の平岡秀夫衆院議員が出てくると、記者がどっと押し寄せた。 「今日は採決はしないということで合意しました」 共謀罪の新設を含む組織犯罪処罰法改正案をその日に採決する方針を譲らなかった与党だが、世論を気にしたのか、この日はとりあえず、「強行採決」は寸前で回避されたのだった。 自民党との違いがよく分からない、という批判の絶えなかった前原誠司代表時代の民主党でさえ、共謀罪には強硬に反対してきた。 しかも、最初の政府原案には自民、公明両党の法律に詳しい議員からも懸念の
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