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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (6)

  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 出版文化?:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    「出版ニュース」09年1月号のコラム「ブックストリート 流通」の項に、長岡義幸「「出版文化」なるものに対する違和感」という記事があった。 12月、出版労連主催、佐野真一氏らをパネラーとして「出版界を元気にしたい! 私たちは読者に何を届けるのか」というシンポがあり、参加した長岡によると〈一部のパネラーを除き、面白い話を聞くことができた〉が、〈かんじんの産業的な苦境をどう打開するのかという方策は見えてこなかった〉という。〈主催者の問題提起のゆえか、「出版文化」の復権のような精神論に傾き、産業問題からはどんどん遠ざかっていってしまったからだ。〉 長岡は主催者の問題意識に疑問を投げかける。彼によると主催者からこんな発言があった。 〈ぼくらが出会いたいのはを読むという読者であって、消費する人、消費者ではない。郊外型の複合書店に並べられている、こういうを作っていて、これが果たして出版文化といえる

    出版文化?:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 津堅信之『アニメ作家としての手塚治虫』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    読みました。いいだ。マンガ研究関係の人は絶対読んでおかないといけない。読みやすいしね。 これまで、まともに評価も分析もされていなかったという「アニメと手塚」の主題を通して、ここ数年怒涛のように進んでいる「問い直し」の一環をなしている。 一つだけ上げれば、多くのアニメ関係者(制作者)から始まった「手塚のダンピングが日のアニメの低賃金、加重労働の悪条件を作り出した」という「批判」、アニメ史における手塚無視にもつながる「批判」言説の検証である。結論をいえば、手塚自身の「制作費55万」発言が作り上げた「神話」を実証的に覆してみせている。じっさい手塚は(少なくとも当面は)そう信じていたが、事実はもっと高く、虫プロはそれなりに企業努力をしていた、というもの。この検証だけでも、これまでの「手塚発言によるマンガ、アニメ史像」を変える。 僕は、以前から東映系の職人的反撥から発するように見える、この「批判

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  • 『手塚___起源』授賞「問題」について - 夏目房之介の「で?」 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

    竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞に関して、まず批判的な反応がマンガ論系ブログで始まり、その後けっこう「ある種の反響」というか、どっちかつうと「盛り上がってるみたいだぜ」的な「盛り上がり」のようなものになりつつあります。 でも、これもブログの特徴のひとつでしょうが、最初の反応に反応している二次的な反応群は、ほとんどが『手塚~起源』を読んでない人だったりします。そもそもが「お気楽」なブログなわけだから、別に当該のを読んでなかったら書いちゃいけないとかって話じゃないですが、最初の反応と二次的反応のあいだには、マンガを考えたりする上での「切実さ」に大きな距離があります。 くりかえしますが、それが「悪い」わけではない。が、 この受賞問題がブログで「問題」化する事態に対しては、いくつか基礎的に考えておいたほうがいい事柄があるように思います。 ブログというのは(A)「

    『手塚___起源』授賞「問題」について - 夏目房之介の「で?」 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
    umeten
    umeten 2006/11/14
    マンガ学会の院生発表の質ってのはその後どうなったんですかね?『手塚~』にも劣るようなものばかりだった記憶が。
  • 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    大人氏「みやもメモ」で知ったんですが「サントリー学芸賞」(芸術・文化部門)なるものを、あの竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社)がとっちゃったらしいです。驚いたなぁ。サントリー学芸賞って、そんなレベルだったんだ。しかも伊藤剛『テヅカ イズ デッド』(NTT出版)をおさえてってことでしょ。しょうもな。 〈社会・風俗〉部門の マイク・モラスキー『戦後日のジャズ文化 ―― 映画・文学・アングラ』(青土社) は、個人的にイイと思うよ。面白かったし、学術的配慮もしてあった。でもさ、『手塚~起源』は、もう笑うしかないじゃん。ほとんどページごとに突っ込みどころがあるじゃん。いやはや。宮氏ならずとも「コラコラ」っていいたくなるよなぁ。 〈選考委員はこの著作を今までこの部門では受賞作のなかった後発の分野の著作として、甘く採点していたのではないかという疑念を抱かざるを得ないのです。〉

    『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 宮本大人講義「手塚治虫とそれ以前」メモ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    9月2日(土)、朝日カルチャーセンターでの宮大人氏講義「手塚治虫とそれ以前ー 〈子供漫画〉から〈少年漫画〉へー」を聴講しました。これまでの宮君の研究の総まとめ的な見通しの講義でした。それなりに彼の営為を辿ってきている僕からは、ほぼこれまで読んだり聞いたりしてきた話でもありますが、それでも、とくに結論的な部分に新たな見解が見えて非常に興味深いものでした。できるだけ多くの人に共有されるべき議論だと思うので、宮氏のレジュメをもとにメモ的に記録しておきます。僕の理解しえた限りなので、誤解や曖昧さがあると思います。そのへんは、やがて彼が書くであろうを読めば修正できるものと考えます(なかなか書かないから、こういうことしてるんですけどね)。 なお、稿は一応宮君に読んでもらっています。もし、修正などあればコメントで入れてくれると思います。 宮大人講義「手塚治虫とそれ以前ー 〈子供漫画〉から〈

    宮本大人講義「手塚治虫とそれ以前」メモ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
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