「絆」といえば、日本漢字能力検定協会が発表した2011年「今年の漢字」第1位であったように、震災後の日本においてよく耳にしましたが、主にマスメディアを通してこの言葉が発信されていたようにどらねこは記憶しております。今更ですが、この「絆」という言葉について当時を思い起こしながらどらねこの考えを書いてみようと思います。 ■当時思ったこと 「絆」という言葉からどのようなイメージを持つかというのは人それぞれでしょう。しかし、近しい間柄のつながり、離れがたい結びつきを示す言葉である事はある程度共有されているように思います。これはどちらかというと肯定的な意味合いですね。昨年の震災当時、停電で近しい人と連絡がとれなくなった時に、その無事を思う気持ちは被災地やその周辺で共有されていた思いだったでしょう。その気持ちが想起されていた時にしっくりと来る言葉、それが「絆」だったのではないかなぁと感じるんですね。