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ブックマーク / inflorescencia.hatenadiary.org (3)

  • 「Winny事件」無罪判決を理解するための法律学上の一視点 - 半可思惟

    報道によれば、いわゆるWinny事件について大阪高裁が第一審の京都地裁判決を破棄し、Winny開発者である被告人に無罪を言い渡したということである。 判決が公開された際には全文を読んでみようと思い立つ方もいらっしゃるかもしれない。そこで、判決を読む際のポイントは何か、ということを提案してみたい。 法律学の観点からいえば、件の主たる関心は著作権法分野ではなく刑法にある。すなわち件において幇助が成立するかどうかである。 幇助とはなにか? 件は、ファイル交換ソフトWinnyをインターネット上で公開し、その後、多くの場合著作権侵害にあたる行為を成すために用いられている実態を認識しつつ、さらにWinnyに改良を加えて提供した行為について著作権侵害の幇助を問われている。 しかし、そもそも「幇助」とは何なのだろうか。 刑法62条は以下のように規定している。 第62条 正犯を幇助した者は、従犯と

    「Winny事件」無罪判決を理解するための法律学上の一視点 - 半可思惟
  • 再来年は1984年になるか? - 半可思惟

    違法コピーしたコンテンツのダウンロード自体を非合法化しようという動きがあります。 政府の知的財産戦略部(部長・安倍首相)は、音楽や映像を違法コピーした「海賊版」をインターネット上からダウンロードすることを全面的に禁止する著作権法改正に着手する。27日に開く知財部コンテンツ専門調査会に事務局案を提案。罰則も設け、08年通常国会に提出をめざしている改正案に盛り込む。 (中略) 現行の著作権法では、著作権者の承諾なしに複製したコンテンツをネット上に流すことは違法だが、違法コピーをダウンロードしても、個人で利用する限りは著作権の侵害とはならない。このため、ネット上で違法コピーを入手する行為が横行しても、規制するのは極めて困難だ。 asahi.com:ダウンロード、海賊版は禁止 政府、著作権法改正を検討 - 社会*1 また、被害にあった権利者が告訴しなければ立件できないという著作権の規定も改め

    再来年は1984年になるか? - 半可思惟
  • 世間の中心に対抗する方法 - 半可思惟

    成城トランスカレッジ!―人文系NEWS & COLUMN―:『家族の痕跡』読書会チャット報告にて、「オオヤケ」と「Public」の差異という観点から興味深い考察がされています。*1 素晴らしい解説や考察もされているのでアンカテ(Uncategorizable Blog):「オオヤケ」的階層化のYahooと「Public」でフラットなGoogleなどを参照してください。 ここでは「オオヤケ」と「public」、「ワタクシ」と「private」の共通項を考えたとき、間にあると考えられるレイヤーについて考えてみたいと思います。 雑記帳:[MEMO]「社会」についてで指摘されていますが、構図はたぶんこんな感じです。 private → 世間 → public(社会) さて、日の場合、世間と社会をつなげる回路が希薄で、社会や世界を変えられるという感覚があまりみられません。これについて阿部謹也は、

    世間の中心に対抗する方法 - 半可思惟
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