NHK紅白歌合戦の不人気が叫ばれて久しい。そんな中、私は相当熱心な紅白ファンを続けてきた。これまでの半生、大晦日に自宅にいる限りは、紅白開始前にすべての家事を終え、テレビの前に着席。トイレにたつのも合間にはさまれるニュースのときだけ。 携帯電話に出ないのはもちろん、メールのやりとりも紅白が放送されている間は一切やらない。最近はその『ポリシー』をあちこちでしゃべっているので、紅白中に電話やメールをしてくる人が全くいなくなったほどだ。 だが、今年の紅白歌合戦の出場者発表を見てちょっぴり首を傾げてしまった。なんだか、いったい誰をメーンターゲットとしているか、よくわからないのである。演歌の味方をしたいのかしたくないのか、若者向けに舵を切りたいのか、切りたくないのか。海外へのアピールを考えているのか。話題性優先で視聴率をとりにいくのか、全く違うコンセプトで番組を作りたいのか。なんだか、どれもこれも中