前回の続き。 本論に入る前に、ここで解説したAdaBoostのアルゴリズムをもうちょい補足しておきます。 学習データを用意し、それぞれのデータの重みを均等にしておく。 学習データを識別器へ入力し、エラー率を求める。ただし、エラー率には学習データの重みを反映させる。 一番エラー率の低かった識別器を選択し、そのエラー率を記録しておく。 3で正解した学習データの重みは低く、不正解だったデータの重みを重くする。 更新した重みを元に2〜4の処理を複数回繰り返す。 最終的に選択した識別器に、エラー率に基づいた重みを割り振り(エラー率が低ければ重く、逆なら軽く)、その線形和を強識別器とする。 もちっと詳しく知りたい人は、この論文の4ページ目の囲いを読んでください。 で、ここから本題。 前回も解説したとおり、OpenCVに実装されているオブジェクト検出"cvHaarDetectObjects()"関数は、