容姿端麗で性格も良く非の打ち所がない、有名人の交際相手や妻に対して使われていた「プロ彼女」という呼び方。その言葉が乱発されるに従って、いまでは芸能人や有名スポーツ選手の“彼女になるプロ”という意味で使われることが多くなった。その広義での「プロ彼女」のターゲットには、甲子園球場で活躍する爽やかな高校球児も入っているという。プロ彼女対策に奮闘する高校野球関係者の苦労について、ライターの森鷹久氏がレポートする。 * * * 今年も大いに盛り上がった夏の甲子園大会。惜しくも準優勝だったが、秋田県勢としては実に103年ぶりに決勝に進出した県立金足農業高校の活躍が話題を呼び、同校の不動のエース・吉田輝星投手(三年)の人気もうなぎのぼりだ。大会終了後、ネット上で話題となったのが、この吉田投手が「ツイッター」にアカウントを開設した、ということだ。スポーツ紙記者が振り返る。 「学校によっては球児に“SNS禁