今回の公務員制度改革法案の中に、官民交流の拡大というものが盛り込まれた件。 官民交流も、あるいは官僚の現役出向も、もともとは若い官僚を民間企業に出していろいろと勉強させ、その知見を役所に戻ってから生かしてもらおうという制度だ。 その制度を、民主党政権になって、霞が関が悪用し始めた。 若い官僚を勉強のために民間企業に送り出すのではなく、退職勧奨されるはずの官僚を、肩たたきする代わりに民間企業に送り出すということを始めた。天下りのあっせんができなくなったために、現職のうちに雨下りと同じことをしてしまおうということだ。 こうした官僚が役所に戻っても、その経験を活かして何年仕事ができるだろうか。それどころか、役所に戻ったふりして退職し、この間までいた民間企業に戻ったりする。 これがおいしいということで、今回の公務員制度改革の中に官民交流法の一部改正なるものを紛れ込ませ、この新「天下り」を拡大しよう