熊本県南部を中心に襲った豪雨によって球磨川などの河川から流れ込んだ流木やごみが、八代海に広がっている。漁業者は出漁できず、漁船や養殖いけすが壊れる被害も発生。県や国土交通省が回収を急いでいるが、量があまりに膨大なため、時間がかかりそうだ。 八代海の奥部にある宇城市不知火町の海岸では、折り重なった木の枝や冷蔵庫、大型家具などが毎日のように打ち上げられている。宇土半島の先端部に近い同市三角町の若宮海水浴場には、根こそぎ流されたとみられる約10メートルのスギの木も漂着。流木は宇土半島南部にある同市の五つの漁港にも押し寄せた。 流木はこの時季特有の南風によって宇土半島方面や上天草側に押し流されたとみられている。上天草市大矢野町維和地区の漁業男性(60)は「漁港が流木で埋まり、船が出せん」とため息をつく。流木を巻き込んでスクリューが曲がったり、養殖いけすに流木がぶつかって破損するなどの被害が出ている
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