予告通り紅白を見ながら更新しています。リクエストにお応えします。漢詩です。杜甫です。 〈白文〉 國破山河在 城春草木深 感時花濺淚 恨別鳥驚心 烽火連三月 家書抵萬金 白頭掻更短 渾欲不勝簪 〈書き下し文〉 國破れて 山河在り 城春にして 草木深し 時に感じては 花にも涙を濺(そそ)ぎ 別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす 烽火(ほうか) 三月に連なり 家書 万金に抵(あた)る 白頭 掻(か)けば更(さら)に短く 渾(すべ)て簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す 〈juppo〉杜甫は前回の王翰と同世代の詩人ですが、こちらの方が断然有名人ですね。「詩聖」と呼ばれています。これはテストに出がちです。 この「春望」という五言律詩も有名ですよね。特に一、二句くらいは。 安禄山の乱というのがあって、家族を避難させたあと、敵軍に捕まって軟禁された翌年に詠んだ詩だそうです。この時46歳とか。画像検索するとすっ