4月20日、枝野官房長官は福島第1原発事故を受け、避難指示を出している半径20キロ圏内について、「警戒区域」の設定を検討していることを明らかにした。写真は4号機の原子炉建屋。15日撮影。東電提供(2011年 ロイター) [東京 20日 ロイター] 枝野官房長官は20日午前の会見で、東京電力9501.T福島第1原子力発電所の事故を受け、避難指示を出している半径20キロメートル圏内について、関係者以外の立ち入りを禁止または制限できる「警戒区域」に設定する方向で地元自治体と検討していることを明らかにした。設定時期は特定しなかったが、「最終段階に近い詰めを行っている」と語った。 枝野長官は警戒区域を設定する理由について、福島第1原発事故が十分に安定していない状況の中、避難指示区域の20キロ圏内に立ち入らないよう呼びかけているが、「残念ながら一部に立ち入りしている人がいる状況。健康と安全の確保が警戒