子宮頸がんワクチンの「副作用」は「心因性」のものがあるのではないかと言う見解と言うか研究結果が発表されたらしい。 そのせいか、SNSを見渡すと、「そーら見たことか。思春期の女の子だからそうなるのも当然」「このサーベイはおかしい!子宮頸がんワクチンの危険性には揺るぎない」と、賛否両陣営が喧しい。 ぶっちゃけ、どうでもいい。 そもそも「副作用のないワクチン」など、存在するはずがない。それが心因性であれなんであれ、ワクチンを接種した人の中に一定の割合で副作用が出るのは当然の話。問題は「その一定の割合とはどの程度のものか?」という「リスク」論と、「発生しうる副作用の酷さはいかほどのものか?」という「ハザード」論だろう。 この「リスク」と「ハザード」の掛け算で、物事の評価は決まる。 そういう冷静な判断をすっ飛ばして、「危険だからワクチン接種をやめるべきだ!」という立場を取る人間は、あらゆるワクチン接