安倍元首相の国葬が行われる日本武道館 27日に行われる安倍晋三元首相の国葬は、「反安倍」「反自民」ではない人々からも抗議の声が上がる。民族派団体「一水会」は国葬に反対の意思を示し、SNSで発信したり反対派の集会に参加したりしている。「愛国」という点で安倍元首相と共通する思想を持つはずの一水会が、国葬に断固反対の立場を取るのはなぜなのか。木村三浩代表に真意を聞いた。 【写真】民族派右翼「一水会」代表の木村三浩氏 * * * 一水会は、1970年に東京・市ケ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺した作家・三島由紀夫らの思想を継ぐ団体で「民族派右翼」とも呼ばれる。 「安倍元首相が非業の死を遂げたことは悲しむべきことで、哀悼の意を表します。ただ、国葬については断固として反対します」 代表の木村さんは、静かにそう切り出した。 木村さんによると、一水会が国葬に反対する理由の柱は、次の三つだという。 最初の二つ