メディア批評系の卒論をどう指導するか | Theoretical Sociology 非常に考えさせられる、問題提起でした。 ただ答えを一言で言うと、「先行研究の有無」なのです。 >なぜか流行歌の研究は比較的うまくいっているような気がするし、 このことが端的ですが、ポピュラー音楽社会学は1ジャンルとして成立しており、先行研究があります。 非常に若いジャンルではありますが、「音楽社会学者」を名乗る権威は、すでに存在します。(小川博司先生など) しかしアニメ、漫画、ゲームなどの先行研究は、ほとんどありません。 これが卒論を書くにあたり、流行歌は上手くいって、その他は上手くいかない、理由なのです。 それだけなのです。 ついでに、「メディア批評」を学生が選んでしまうのも理由があって、先行研究がないから、自力で出来るものとなると「批評」にしかならないという順序の方が、正しいと思います。 ……真面目に