これは、円谷英二の誕生日である“特撮の日”の本日7月7日に、東京・国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZUで開催された「円谷英二 生誕120年記念特別イベント」で発表されたもの。「かぐや姫」は竹取物語を題材にしたトーキー音楽映画で、1935年11月に日本初公開されて以降、長らくフィルムが所在不明となり“幻の映画”とされていた。 このたび発見されたのは、1936年にイギリスへと輸出された海外向けの短縮版。2015年に英国映画協会に本作の可燃性ポジフィルムが現存しているという情報が寄せられ、約6年にわたる交渉を経て、「かぐや姫」短縮版を不燃化したフィルムが里帰りした。オリジナル版の上映時間は75分だったが、短縮版は33分となっている。