愛知県警岡崎署(同県岡崎市)の留置場で無職男性(43)が勾留中に死亡した問題で、署幹部が身体を拘束された状態の男性に暴行していた疑いがあることが、県警関係者への取材で判明した。また、保護室内の便器に男性の後頭部が入った状態で、署員がトイレの水を流した疑いがあることも明らかになった。県警は特別公務員暴行陵虐容疑も視野に、関係した署員らから事情を聴いている…
愛知県警岡崎署(同県岡崎市)の留置場で無職男性(43)が勾留中に死亡した問題で、身体を拘束された状態の男性に、複数の署員が暴行していた疑いがあることが、県警関係者への取材で判明した。特別公務員暴行陵虐容疑に当たる可能性があり、県警は署員らから事情を聴くなどして調査している。 関係者によると、留置保護室内に設置された監視カメラに、複数の署員が横たわる男性に対し暴行するような様子が映っていた。それぞれ入室した際、問題の行為があったという。けがは確認されていない。男性は暴れるなどしたため保護室に移され、ベルト手錠や捕縄といった「戒具…
愛知県愛西市でワクチン接種後に女性が亡くなった事案の検証結果について記者会見を行う愛知県医師会の柵木充明会長(中央)ら=名古屋市の県医師会で2022年11月17日午後5時3分、田中理知撮影 愛知県愛西市の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、ワクチン接種を受けた女性が死亡した事案について、同県医師会は17日、検証結果を公表した。女性にアナフィラキシー(重いアレルギー反応)の症状が強く疑われる状況だったとし、「アドレナリンの筋肉注射をすべきだった」と現場の体制に問題があったと指摘した。 また、現在の接種会場の運用では医師の指示がないと看護師の判断ではアドレナリンを投与できないとし、看護師も迅速に投与できる体制にするよう国全体で見直す必要があると強調した。
「エホバの証人」の宗教3世として経験した苦悩を語る夏野ななさん(仮名)=国会内で2022年11月7日午前10時57分、高良駿輔撮影 キリスト教系新宗教「エホバの証人」の3世として育った夏野ななさん(仮名)が7日、国会内で開かれた野党のヒアリングに出席し、熱心な信者だった親から体罰を受けるなどした生い立ちを明かした。「子どもが親に信仰を強制されず、学ぶ機会を奪われないようにしてほしい」と悲痛な思いを訴えた。 夏野さんは30代で東京都在住。3歳の頃から週3回、エホバの証人の集会に参加した。居眠りなどをすると家族にトイレに連れて行かれ、平手やベルトでたたかれたこともあった。「悪い影響を受けるから」と言われ、保育園や幼稚園には通わなかった。教義のため、クリスマスや七夕、誕生日会などのイベントも禁止された。校歌の斉唱や運動会の騎馬…
衆院の政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会で立憲民主党の源馬謙太郎氏の質問に答える杉田水脈総務政務官=国会内で2022年10月26日午前10時15分、竹内幹撮影 自民党の杉田水脈総務政務官は26日、総務省が取り組んでいるネット交流サービス(SNS)の誹謗(ひぼう)中傷対策キャンペーン「#NoHeartNoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!)」について「存じ上げません」と述べた。衆院政治倫理・公選法改正特別委員会(倫選特)で立憲民主党の源馬謙太郎氏の質問に答えた。 杉田氏に対しては、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、杉田氏が自身を中傷するツイッターの投稿に「いいね」を押し名誉感情を侵害されたとして損害賠償を求めている。20日の控訴審では、東京高裁が「限度を超えた侮辱行為で不法行為に当たる」として杉田氏に55万円の賠償を命じた。
新型コロナウイルスの感染拡大などに伴い、家庭でのオンライン学習用のモバイルWi-Fiルーター(パソコンなどをインターネットにつなぐ接続機器)の購入費を国が自治体を通じて小中高校に支援する補助金事業で、補助金額で約10億円に相当する約11万台のルーターが全く使われていないことが会計検査院の検査で判明した。ルーターの使用率が10%未満の自治体が4割超に達することも分かり、検査院は19日、事業を所管する文部科学省に対し校外学習や校内のインターネット環境がない場所での有効活用を進めるよう求めた。 国は2019年から推進する「GIGAスクール構想」により、子どもに1人1台の学習用デジタル端末を配備してきた。そうした中、新型コロナの感染が広がり始めた状況も踏まえ、家庭にインターネット環境がない小中高の児童や生徒向けにルーターを貸与できるよう、自治体側に購入費を支援する補助金事業「家庭学習のための通信機
接種により重症になる確率は、感染して入院する確率の3倍――。新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、WHO(世界保健機関)がこうした認定をしたとして、鳩山由紀夫元首相が誤った情報を再びツイッターで発信し、疑問の声が相次いでいる。専門家は「ワクチンの有効性は明らかだ」と指摘し、鳩山氏の投稿に警鐘を鳴らしている。【山本萌】
「隠しとうなら出せなどの取り調べを受けました」と乗用車の運転手が証言した供述調書=福岡市博多区で2022年5月27日午後2時48分、佐藤緑平撮影 そのSDカードは、どこに――。福岡市で2018年に起きた交通死亡事故を巡り、亡くなった歩行者をはねた車のドライブレコーダー(ドラレコ)から事故直後、1枚のSDカードが消えた。「証拠保全の必要はなかった」と説明する警察に、遺族は「捜査は本当に尽くされたのか」と不信感を募らせている。 裁判記録などによると、事故は18年7月4日未明、福岡市東区の住宅街で起きた。飼い犬を連れて歩いていた男性(当時78歳)が背後から乗用車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。車に乗っていたのは運転していた男性だけで事故の目撃者や防犯カメラ映像は見つからず、車に搭載されたドラレコの記録は、状況を知りうる数少ない手掛かりの一つだった。 福岡県警東署によると、現場に駆け付
「プロデューサーから愛人関係を結べば有名にしてやるけどどうかと迫られた」「7年間ブスと言われ続けた」「一銭も出ないまま2年間仕事をさせられた」――。 俳優やモデル、美術・音楽家、映画製作スタッフら文化芸術分野などで働く人たちを対象に、一般社団法人「日本芸能従事者協会」がインターネット上で実施したアンケートから、業界特有ともいえるハラスメントの実態が浮かび上がった。 アンケートをつぶさにみると、華やかなイメージとは裏腹に深刻な人権侵害が横行していることが分かる。 調査は6月23日~8月31日、各種団体などを通じて呼びかけ、418人から回答を得た。結果については、同協会が今月6日にホームページで公表した。 回答者の内訳は▽俳優やモデル、歌手などパフォーマンスを提供する人46・2%▽美術家やライター、記者、脚本家など映像以外のメディアで働く人30・6%▽映画やテレビなどのスタッフ、アナウンサー、
男性のパルスオキシメーターの数値は呼吸不全の可能性がある91%を示していた=東京都品川区で2022年7月28日(田代院長提供) 新型コロナウイルス感染「第7波」の影響で、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が相次いでいる。基礎疾患があるコロナ患者の受け入れはさらに厳しく、搬送先がなく自宅で死亡するケースも出ている。訪問診療を担う医師は「医療機関にかかりたい人がかかれなくなっている。医療崩壊だ」と訴える。【秋丸生帆、鷲頭彰子、岡礼子】 「どの病院も収容能力を超えている。みんな歯がゆい思いをしながら受け入れを断っていると思う」
医療機関を受診する目安について4学会の共同声明を発表する四柳宏・日本感染症学会理事長(右端)ら=東京都千代田区の厚生労働省記者クラブで 日本感染症学会など4学会は2日、新型コロナウイルスに感染して「症状があるかもしれない」と思った人向けの医療機関への受診の目安を示した。感染拡大で発熱外来や救急搬送に患者が集中し、対応が困難な状況を改善する狙いがある。症状が軽く、重症化リスクが低ければ「薬や検査のために慌てて受診することはない」と呼びかけた。 4学会の共同声明によると、オミクロン株による症状は2~4日程度で軽くなり、重症化する人は数千人に1人程度と推定できるという。発熱外来の受診が必要な目安は、65歳以上▽基礎疾患がある▽妊娠中▽37・5度以上の発熱が4日以上続く▽症状が重い――のいずれかに当たる場合と明示した。それ以外の人が受診しても、新型コロナ専用の治療はせず、発熱や痛みを緩和するため、
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