先日のブログ(9月3・4日)でカッコいいコードの話は一旦終わりにしたが、どうも閲覧して下さる方が多いようなので、もう一つだけカッコいいコードをご紹介する。それは「I aug」というもの。要するにド・ミ・ソの変形なのだが、「ソ」が「ソ#」になって、ド・ミ・ソ#になっているものだ。 これは、ほぼ必ずといっていい位に、「ドミソ」→「ドミソ#」→「ドファラ」(=「ファラド」と同じこと)という流れの中で出てくる。ピアノかなんかで弾いて確認してみてください。「ドミソ」→「ドファラ」と動くのは、中学校の音楽でも習う基本中の基本。それが、間に「ドミソ#」をはさんでから「ドファラ」に移ると、劇的な感じが高まるのだ。「ソ」が背伸びして「ソ#」になって、微妙な音程の響きになる。「ソ#」が更に高まって「ラ」にまで到達する。この背伸びして「ラ」にまでせり上がるプロセスの中で、音楽としてのエネルギーが放出されるので