オーバーハイム・エレクトロニクス(Oberheim Electronics )とは、1973年にトーマス・エルロイ・オーバーハイムによって設立されたシンセサイザーなどを開発・製造していたアメリカの楽器メーカー。1986年ギブソンの傘下に入り、その後商標はバイカウント・インターナショナル(Viscount International )にライセンスされた。 第1号製品はシーケンサーであるDS-2で、当時発売されていたモーグやアープのシンセサイザーをコントロールするための製品であったが、後にDS-2でコントロールできる音源モジュールSEMを自社で開発した。当時のモーグ、アープのシンセサイザーはVCFが24db/octの変化量だったが、SEMのVCFは12db/octの変化量であり、そのことがオーバーハイムのシンセサイザーの個性となった。 SEMはモジュールで鍵盤が付いていなかったため、1975