焼きたてのメロンパンに冷たいバニラアイスを挟みこむ。金沢市発祥のスイーツが人気だ。2年前の夏に1号店がオープンし、今では東京や京都、名古屋、沖縄など全国に25店を展開するほど急成長した。女子高生の「超おいしい!」がきっかけだ。 「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス」。兼六園などの観光地にほど近い金沢市の中心部に、こんな名前の店がある。北陸新幹線で初めて金沢を訪れたという女性2人が1個350円のメロンパンアイスを食べていた。 「職場の人に金沢グルメとして教えてもらった」と東京都板橋区の会社員須崎由布子さん(23)。分け合った佐藤伶美さん(23)は「あったかくてサクサクしたパンと、冷たいアイスがよく合う」。店では休日に1500個を売り上げることもあるという。 きっかけは女子高生のアイデアだ。店の運営会社「グランタス」(本社・金沢市)の副社長、三上史朗さん(51)の記憶は4年前の夏に