ブックマーク / diamond.jp (41)

  • 千代田区――皇居も議事堂も抱える“日本のヘソ”は、23区中人口最少

    一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。 東京23区 データで分かる区の実力 世界一の都市圏である東京。特にその中心となる23区は、データや知識を積み重ねると、それぞれの区が特徴や「区民性」を持ちながら、それぞれの土地に人やビジネスを惹きつけていることがわかる。そんな各区のデータを見ながら、歴史や周辺情報と共に、23区それぞれの特徴、「実力」を明らかにしていく。 バックナンバー一覧 昼は“過密都市”、夜は“過疎地”。ここには皇居あり、東京駅あり、霞が関官庁街あり、国会議事堂あり、最高裁判所あり、丸の内・大手町のビジネス街あり、国立劇場あり。大学も多い。 加えて、最近は「アキバ(秋葉原)」が脚光を浴びる。東京の、

  • 大学生が高校の授業へ逆戻り?! 埼玉県「高大連携」の驚くべき中身

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 大学生の学力不足が叫ばれて久しいが、まさかこんな時代が来るとは!。 3月15日、4月に新設される埼玉県立吹上秋桜高校など3校と大東文化大学、ものつくり大学との間で教育連携の協定が結ばれた。協定の目玉は、「大学生が必要な教科・科目の基礎を高校(吹上秋桜高校)で聴講生として学習」することだ。驚いたことに、大学生が高校の教室で高校生と机を並べて学ぶというのである。「おそらく全国初の取り組みだろう」(埼玉県)。 いわゆる「高大連携」自体は珍しくないが、大学が高校生向けに講義を行なう形式が一般的。高校にとっては生徒の勉強に対するモチベーションアップ、大学にとっては将来の学生確保という点で利害が一致しているがゆえに多くの地域、学校で広まりつつあり

    大学生が高校の授業へ逆戻り?! 埼玉県「高大連携」の驚くべき中身
  • 2010年新社会人・新大学生の意識調査に見る4つの“意外”と4つの“納得”

    ネットリサーチのクロス・マーケティングは、2010年の新社会人、新大学生1000人に対し、新生活に関する調査を行った。俗に「ゆとり世代」と呼ばれるこの世代、従来とは違う新しい感覚を持っていると言われ、彼らの暮らしぶり、価値観を知ることは今後の消費傾向を探るのに重要だろう。 調査は多岐に及ぶが、ここでは「住居」「仕事」「受験」「生活全般」の4つの調査項目から、彼らの暮らしぶり、価値観を探ってみようと思う。 新社会人、新大学生の住まい選び キーワードは「安心と便利」 この春、新しい住まいに引っ越した人に「どの点を重視したか」を聞いたところ、「家賃が安い」(57.7%)「部屋の間取り、広さ」(51.4%)と順当な結果となった。 一方で、「住みたいと思うのはどのような街か?」という調査では、「交通の便が良い」(67.7%・全選択肢中2位)、「通勤・通学に便利」(65.1%・同3位)、「買い物の便が

  • 誰でも使える「ウェブ会議」でインテルも注目の元学生社長 ブイキューブ社長兼CEO 間下直晃 | 起業人 | ダイヤモンド・オンライン

    2008年秋の世界金融危機以降の不況下で、企業における経費削減の要請や事業継続性の観点から、静かに注目を集めている新サービスがある。 慶應義塾大学が株主に連なるベンチャー企業のブイキューブが自社開発した「ウェブ会議システム」は、高額の専用回線や端末が必要になる従来型の「テレビ会議システム」とは異なり、一般のインターネット回線を通じてASP(ソフトウエアの期間貸し)で、音声から画像までを含めた各種データをやり取りできるツールを提供する。 「nice to meet you」と名付けられたウェブ会議システムについて、ブイキューブの社長を務める間下直晃は、「テレビ会議のように役員会議室に縛られることなく、インターネットに接続できる場所であれば、世界中のどこからでもアクセスが可能であり、月額4万5000円からの料金で10人まで利用できる」と胸を張る。 「nice to meet you」は使う人の

  • “高学歴ワーキングプア”が急増中! 「官製資格ビジネス」に乗せられた博士たちの悲痛 | 格差社会の中心で友愛を叫ぶ | ダイヤモンド・オンライン

    いよいよ大学入試センター試験が始まる。就職難が深刻化する時代、なんとしてもわが子を大学へ行かせたい、という親は多いはずだ。 だがもし、「博士課程に進みたいんだけど……」と子どもが言い出したとしたら、どうだろう。 “高学歴ワーキングプア”が急増中だ。最高学歴を獲得した人々が、生活保護受給者や無保険者になっていく――。この奇妙な逆転現象の発端は、20年前に国が始めた“官製資格ビジネス”構想にあった。 大学崩壊の実情を現場に聞いてみた。 実験結果の捏造を断れば―― 「じつは今、教授から不正を強要されているんです……」 それは、若手研究者が集まるある会合でのこと。博士研究員のひとりが打ち明けた話の内容は驚くべきものだった。 彼が加わっていた研究プロジェクトは暗礁に乗り上げようとしていた。予想を裏切り、思ったような実験結果が出てこないのだ。そこで上司である教授はこう指示したという。『君、データを少し

  • 大学スポーツは学生獲得に絶大な効果伝統校が勝てない時代の背景

    1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」 SPORTS セカンド・オピニオン サッカーから野球、大相撲や陸上に至るまで、あらゆるスポーツニュースを独自の視点で解説!スポーツニュースの「セカンド・オピニオン」を目指します。 バックナンバー一覧 箱根駅伝は東洋大学が連覇を飾った。 大会前は命不在の戦国レースになると言われていたが、結果は順当。予想通り5区・山登りで異次元の強さを見せた柏原竜二が作った2位との3分36秒の差を復路の5人が手堅く守って2度目の歓喜を味わった。 もっとも意外な点もなかったわけでは

  • 日本のハイテク技術が欲しい中国と、“危ない市場”進出に及び腰の日本

    ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹のの里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に

  • なぜ職場で人が育たなくなったのか? ~経験学習が苦手を成長させる~ 職場で「人が育った20年前」と 「育たなくなった今」は何が違うのか

    1961年、 東京都生まれ。1986年、 早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。「週刊ダイヤモンド」副編集長、人材開発編集部(現HRソリューション事業室)副部長を経て、フリーランスのライター&エディターとなる。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)。人材開発編集部在籍中は、「ヤフーの1on1」(ダイヤモンド社刊)など、人材育成をテーマとする書籍も多く手がけ、毎年、複数の大学において企業の模擬面接や業界研究をテーマにした講演を行った。 なぜ職場で人が育たなくなったのか 「なぜ職場で人が育たなくなったか」をテーマに、その背景と要因を考える。そして研究者や識者の知恵を借りながら、「職場で人が育つ方法」を提示していく。 バックナンバー一覧 「入社から3年経た

    なぜ職場で人が育たなくなったのか? ~経験学習が苦手を成長させる~ 職場で「人が育った20年前」と 「育たなくなった今」は何が違うのか
  • 仕分け人必読!マイクロソフト幹部が語る 「日本の科学技術は宝の山」 | R&D1兆円企業の秘密 マイクロソフトを支える頭脳 | ダイヤモンド・オンライン

    伊藤忠 三菱・三井超えの試練 伊藤忠商事は、財閥系の三菱商事、三井物産の背中を追い続けてきた。2021年3月期には、株価、時価総額、純利益の三つで財閥系を上回りトップとなる「3冠」を初めて実現したが、その後、抜き返されている。再逆転に向けた秘策は何で、実現に向けた課題はどこにあるのか。岡藤正広会長をはじめとする重役4人を含む伊藤忠幹部らへの徹底取材で、同社が越えなければならない「試練」を明らかにする。 2024.8.2[11記事]

    仕分け人必読!マイクロソフト幹部が語る 「日本の科学技術は宝の山」 | R&D1兆円企業の秘密 マイクロソフトを支える頭脳 | ダイヤモンド・オンライン
  • 「大学院卒」は「東大卒」をも凌駕する学歴だ | ビジネスマンのための 大学・大学院の歩き方 | ダイヤモンド・オンライン

    今回でこの連載は最終回となる。過去の常識的な「学歴」観が確実に揺らいだ時期に、こうした原稿を書けたことは幸運だったと思える。事実、大学院そのものがチェンジする時代であり、そこで学ぼうとする、あるいは学び始めた人間の意識も変化を余儀なくされた。 ただ、現象から現実を演繹できる人間は少数なのだ。たとえばリーマン・ショック以降、いわゆる社会人入試のエリート層である「ハイスペック受験生」は、MBA志望にシフトすることが顕著になった。不況下で仕事が減り、勉強の時間が取れるようになったという形而下の事情ももちろん、ある。しかし「繁栄システムの崩壊」とも言えるカタストロフを目の前にした志ある人間が、新たな経営システム、企業と経済社会の関係を立て直すために学びを始めたという解釈も成り立たないだろうか。おそらく、数年後には答えが出始めるだろう。 振り返ってみれば、「学歴社会」と言われてきたものは、日におい

  • 「慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS=慶應義塾大学ビジネス・スクール)」 圧倒的な人気を集める国内最強のMBA | ビジネスマンのための 大学・大学院の歩き方 | ダイヤモン�

    今回紹介するのは慶応義塾大学大学院経営管理研究科。日で最初に誕生した、最も有名なビジネススクールのMBAコースである。 現在は1学年定員100名、2クラス、12グループの構成。規模においても日有数の大学院だが、人気のスケールはさらにそれを上回る。社会人になれば誰でも痛感するだろうが、慶応ブランドの中でもKBS=慶應義塾大学ビジネス・スクールというバックグラウンドは格別だ。多くの学生は、企業での勤務を数年経験して入学してくる。昼間制・2年課程のKBSはすなわち、キャリアを一時中断しても余りある学校として理解されている存在である。 不況にはMBAが流行る、ということが言われる。確かに、景気の低迷が続いているなかで、ビジネスマンの「MBA志向」が強まっているように見えるというのが、関係者の印象だろう。その因果関係には確たる根拠はないが、仕事が減るので勉強する時間が生まれれば、向上心のあるビジ

  • 夏休みも各種特別授業で荒稼ぎ! スタンフォード大学の眠らないキャンパス | ビジネスモデルの破壊者たち | ダイヤモンド・オンライン

    1 2 夏休みも各種特別授業で荒稼ぎ! スタンフォード大学の眠らないキャンパス いよいよ夏休み。日の大学のキャンパスならば、クラブ活動をする学生やゼミのミーティングにやってくる学生がまばらに歩いているだけで、のんびりした風景が見られる時期だろう。 ところが、スタンフォード大学は違う。普段はここでは見かけない小学生やティーネージャーたちがキャンパスのそこここに集い、混み合っているのだ。彼らは、スタンフォード大学が主催、あるいは共催するサマー・キャンプの参加者たちである。 6月初めから8月末までの3ヶ月間、スタンフォード大学で開かれるサマー・キャンプやワークショップ、会議の数は200件。参加者は合計で1万9000人にも上る。中には大人向けの専門的な会議もあるが、キャンパスの風景をがらりと一新させるのは、何と言ってもここに溢れかえる子供たちだ。 では、どんなサマー・キャンプがあるのだろ

  • 飽和市場で外国人正社員を大量採用 ローソンが“純血主義”を捨てた理由|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン

    【第94回】 2009年06月25日 飽和市場で外国人正社員を大量採用 ローソンが“純血主義”を捨てた理由 「お店の仕事から、一生懸命頑張ります!」 今年4月、浅黒い肌に白い歯をのぞかせながら、初々しい声が店頭ではじけた。真新しい制服に身を包んだ外国人の新入社員が「ローソン」で働き始めたのだ。 ローソンでは、大卒の新入社員も全員店頭業務からスタートするが、今年は「新入社員122人中、実に3割にも上る39人が外国人」という異例の多さとなった。 国籍は、中国が33人と大多数を占める。その他にベトナム、台湾韓国、インドネシア、バングラデシュの出身者がいる。男女比は約半々だ。皆日の4年制大学を卒業し、日人の大学生と全く同じ条件でローソンの採用試験に合格して入社して来た。入社後の待遇もすべて日人と同じだ。 筆者はたまたま4月の研修の模様をテレビで見ていたが、彼らの日語の受け答えは

  • 少子化で大学が選別される時代、野球も有力選手は東京六大学に集中か?

    一部のファンしか知らないことだが今季、プロ野球にささやかな変化があった。神宮球場で行われるナイターの試合開始時間の変更である。 プロ野球のナイターの開始時間は通常、夕方6時。だが、神宮球場をホームとする東京ヤクルトの試合だけは、20分遅い6時20分だった。仕事帰りのサラリーマンのファンに余裕を持って来てもらおうという配慮からではない。同球場で昼間に行われる東京六大学野球と東都大学野球の試合があるからだ。 六大学も東都も春と秋のリーグ戦は1日2試合が組まれている。六大学の場合、第1試合の開始時間は昨年まで11時だった。プロ野球より試合の進行は早いが、それでもゲームセットまで3時間あまりかかることがある。試合間の練習やグラウンド整備などを含めると、2試合が終わるのは5時近くになるわけだ。それからプロの選手がグラウンド入りして練習。スタンドも大学野球の観客を退場させ清掃し、ナイターの観客を入場さ

  • 「産業医科大学医学部」 学費の貸与制度で、経済的負担がめっぽう低い

    1961年生まれ。青山学院大学フランス文学科卒、放送大学大学院修了、修士(学術)。編集者・執筆者として長年資格取得のテーマを手がけ、関連の著書に「最新 資格の抜け道」、共著に「『資格の達人」「税理士試験免除マニュアル」(いずれもダイヤモンド社刊)がある。 ビジネスマンのための 大学・大学院の歩き方 いまや「大卒」はもう十分な学歴ではない時代。弁護士、教員はもちろん、「院卒」資格を求められる職場も出てきている。当連載では具体的に大学名を挙げつつ、新時代の学歴ビルドの方法を紹介する。 バックナンバー一覧 今回は大学院ではなく、「医学部再受験」について触れてみたいと思う。番外編のような話だが、大学院と医学部再受験は、人生のリセットという意味でベクトルが似ている。事実、この2つの道で揺れ動く社会人は珍しくない。 そして、追い風が吹いている。最近のニュースをにぎわす「医師不足」や「医師の偏在」の問題

  • 明日のオスカー監督を輩出するか 日本初の映画専門大学が2011年開校|これが気になる!|ダイヤモンド・オンライン

    【第168回】 2009年03月12日 明日のオスカー監督を輩出するか 日初の映画専門大学が2011年開校 第81回米国アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『おくりびと』。先日届いた日映画界におけるこの歴史的な快挙を受け、製作にあたった滝田洋二郎監督のもとには、すでに各国の映画関係者から次作に関するオファーが多数届いているという。 滝田監督は映画製作会社に助監督として入社し、その7年後に監督デビューを果たす。脚家・高木功氏とのコンビで話題作を連発、注目されたことからいまの姿がある。 ヒットメーカーとして名高い監督たちの略歴を見ると、助監督から映画の世界に入り、監督となったのちに評価を受けるという“現場たたき上げ”が一般的な様子だ。ただ、かつてのように大手映画会社が社員として映画人を育成した時代は、今は昔。映画界の教育、育成、後世への技術継承での危機感は募る一方だ。 では、これ

  • 安定志向の男子学生が急増!?総合商社が苦慮する一般職志望のオトコたち

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 就職戦線異状あり――。 学生からダントツの人気を誇る総合商社には、今年も応募が殺到しており、採用担当者はさぞご満悦かと思いきや、予期せぬ現象の対応に苦慮しているらしい。これまで女性社員が担ってきた事務作業など補助的な業務を行う「一般職」に男子学生が応募してくるというのだ。 不況が深刻化した1990年代後半、各商社は正社員の一般職採用を凍結して派遣社員に切り替えてきた。しかし事務作業の高度化などによって有期で非正規雇用の従業員に任せにくい業務が増えたことから、三菱商事を除く大手商社はここ数年で相次ぎ一般職採用を復活させてきた。来年度には三菱商事も再開させる予定だ。 ここでネックになったのが、2007年に施行された改正・男女雇用機会均等法

    安定志向の男子学生が急増!?総合商社が苦慮する一般職志望のオトコたち
  • 日本との教育格差は決定的? “学歴至上”上海のモーレツ学習熱|China Report 中国は今|ダイヤモンド・オンライン

    姫田小夏(ジャーナリスト) 【第19回】 2009年02月19日 日との教育格差は決定的? “学歴至上”上海のモーレツ学習熱 2月といえば、日では入試シーズンだ。中国は初夏にそのピークを迎えるが、受験戦争はこの世に生を受けた瞬間から始まっていると言っても過言ではない。 中国では3歳で入園する幼稚園で学習が始まる。母国語、算数、そして英語。日では08年から文科省の指導要領の改訂により全国で英語活動が必修になったが、上海の場合、日の小学6年生レベルに相当する英語は、すでに幼稚園で修了する。そして7歳で小学校に入学、12歳から4年間を「初中(chuzhong)学生」として、また、16歳から3年間を「高中(gaozhong)学生」として学ぶ。それ以外にも、上海などの都市部ではピアノ、バイオリン、バレエなど、寸暇を惜しだお稽古事に通わせる家庭が多い。 自分のクラスから落ちこぼれを出して

  • 加藤寛 嘉悦大学学長 「日本の政治を立て直せ」

    チーム・ポリシーウォッチは、既得権益とは無縁な経済政策に関する専門家集団。ウェブを通じて、官僚主導の現在の経済政策に対し問題提起を行なっている。ウェブサイト「ポリシーウォッチ」では、動画で有識者達が世の中の論点を動画やテキストで解説。ポリシーウォッチ(http://policywatch.jp/) 大混迷 2009年の政治経済 竹中平蔵氏が率いる政策提言集団「ポリシーウォッチ」が1月5日に開催した緊急討論会「大混迷2009年の政治経済の行方」の模様を動画形式でお伝えする。 バックナンバー一覧 政策提言集団、ポリシーウォッチによる緊急討論会「2009年の政治経済の行方」の模様を引き続き動画にてお伝えする。第5回は、加藤寛 嘉悦大学学長。日には環境分野などで世界経済を牽引できる潜在力があり、政治がその可能性を削いではならないという。 加藤 寛(嘉悦大学学長) 1926年岩手県生まれ。慶應義塾

  • 「下流の子は下流」は本当か?格差世襲社会の現状を徹底分析

    今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ 最新号の読みどころを特集担当者の視点でお伝えします。時には紙幅の関係から記事にできなかった取材の内側など、「ここだけの話」も満載です。 バックナンバー一覧 「下流の子は下流?」 かなり刺激的なサブタイトルですが、現実にいまの日は、そう言わざるをえない状況となっています。 特集では、子どもの教育にはカネに糸目をつけない富裕層の話の一方、父親がホームレスになったために施設で暮らし、高校卒業後に施設を出たら自分もホームレスになってしまった青年の話など、対照的な事例が数多く出てきます。 親の経済状態、生活状態によって受けられる教育が違い、それが最終学歴の差となり、職業、収入の差になっていく──。貧乏をバネに格差を乗り越えるどころか、まさに格差が「世襲」される社会になりつつあることがわかるはずです。自由主義社会の絶対条件である「機会の平等」は、いま風前の灯火