年末年始、セールセールの丁々発止、とはよく言ったもので、そういや昨年末は感謝セールだの福袋だのユニクロのヒートテックだのに熱を上げなかったなあ、というのはお洋服のお話。実際、人間これだけ齢を重ねると服装などどうでもよくなってくるのであり、自分の服よりも、主にうら若き女性の服装、体操服、リクルートスーツ、水着、などの淫行服の方に目が向いてしまうのは必然、「これは重畳、これは重畳」と、ワールドワイドウェッブを駆使してそれらの画像を集めている諸賢には身に覚えがあることであろう。 だがしかし、家着のスウェットなどはペットのモルモットに毛だらけにされ、リーバイスの501XXなどは股ぐらが裂け穴が開き、何よりも、この歳でニルヴァーナのTシャツなどを着て出歩くのは流石に気恥ずかしく、白いパンタロンを笑っていた世代がバンドTシャツを笑われる、という一種の世代交代にも耐え難く、何よりも冠婚葬祭の場に上下ジ