20代の5割超が「今楽しむ」より「将来に備え」 内閣府が8日に発表した「国民生活に関する世論調査」で、日常生活で「悩みや不安を感じている」人は過去最高の69・5%に達した。毎日の生活を楽しむより、貯蓄や投資など将来に備えると回答した20歳代の若者が23年ぶりに5割を超えた。 内閣府は「年金記録漏れ問題などをきっかけに、将来への不安が高まっている」と分析している。 調査は7月、全国の20歳以上の男女1万人を対象に行われ、回収率は60・9%だった。 悩みや不安の内容(複数回答)は、「老後の生活設計」が53・7%で最も多かった。 今後の生活で、「貯蓄や投資など将来に備える」か、「毎日の生活を充実させて楽しむ」かを聞いたところ、全体では「生活を楽しむ」が過去最高の60・5%で、「将来に備える」は30・2%だった。しかし、20歳代は「将来に備える」が前回調査より9・2ポイント増の52・5%、30歳代