USBメモリや日本初の社内イントラネットの開発などを手がけ、世界中の企業のイノベーションに携わってきたビジネスデザイナーの濱口秀司氏。分野を問わず、斬新なアイデアを生み出し続ける秘訣は、ある「作法」にあるという。 「私の仕事はシフト(Shift)を創ることです」と濱口秀司氏は話す。米国に本部を置くデザインコンサルタント会社Zibaの戦略ディレクターを務め、2013年には自身のデザイン会社monogotoを立ち上げ、ビジネスデザイナーとして活動する。 「シフトを創るとは、新しい商品企画、事業企画を立てる時、新しい方向性と実現性・顧客受容性を両立するベクトルを見つけ出すことです」 これまで100以上ものイノベーションを生み出してきた濱口氏だが、驚くべきは数だけではなく、そのバラエティの広さ。製品企画からブランド構築、生産性向上、顧客体験とマーケティングの構築、サービスデザインまで、全方位で何で