▲第4回展「恋ってすばらしい。」の会場。©Peanuts Worldwide LLC 東京・六本木のスヌーピーミュージアムは、米・カリフォルニア州にあるシュルツ美術館の公式サテライト。2016年にオープンして以来、半年に一度企画展を入れ替え、現在は4つ目の「恋ってすばらしい。」を開催している。ここで目を見張るのは、「恋」というテーマをドラマチックに描いた空間デザイン。作品の見やすさを重視した通常の展覧会とは異なり、肝心の原画を凌駕してしまうほど空間自体に物語性がある。 ▲第4回展「恋ってすばらしい。」のフライヤー。アートディレクターは祖父江 慎。 大きくカーブした壁に、天井から床までを覆いつくしたドットパターン。壁の小窓を覗けば、誰かと目が合ってしまってドキッとする。スヌーピーをはじめとする「ピーナッツ」のキャラクターたちが繰り広げる恋のドラマを、自分の意思ではどうにもならない「お天気」に