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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (3)

  • 禁断に片足突っ込むノンフィクション「物乞う仏陀」 - 深町秋生の序二段日記

    強烈なノンフィクションを読んだ。 05年に発売された石井光太の『物乞う仏陀』である。08年に文春文庫として発売されて、先日それを読んだのだが、かなり感情を揺さぶられる。こんなノンフィクションがあったんだなあと素直に驚いた。 じつは母から「これおもしろいから読め」と半ば無理やり押しつけられたのだが、しばらく放ったらかしにしていた。だって「アジアの物乞いや麻薬売人、ストリートチルドレンらと暮らし、最底辺に生きる人々を赤裸々に描く」という内容だからだ。 ちょっと……なあ、と読むのを保留していた。バックパッカーの旅行記や体験記、社会派ジャーナリストのノンフィクション、人気マンガ家や作家もいろんな形でアジアなるものにトライしている。つまりあれだろ。「どうしようもなく貧乏で法もいい加減だし、人々は筆舌に尽くしがたいほどしんどい想い(それこそ曾野綾子なんかが「当の貧困とはこれだ」みたいにドヤ顔で言い

    禁断に片足突っ込むノンフィクション「物乞う仏陀」 - 深町秋生の序二段日記
    uporeke
    uporeke 2010/08/23
  • 貧しくも激務に励む刑事たち? - 深町秋生の序二段日記

    いつも読んでる「80年代後半〜90年代前半を回顧するブログ」さんのなかに興味深い話題があった。 http://sskkyy81.blog4.fc2.com/blog-entry-373.html(刑事ドラマ・マンガの間違い - 80年代後半〜90年代前半を回顧するブログ) 最近の刑事ドラマは「踊る大捜査線」を経て、横山秀夫氏の原作がドラマ化されたりして、ぐっとリアリティが増した。むかしは所轄の刑事が捜査部を設置することもなく、庁の刑事たちに仕切られもせず、ときには腕づくで、ときにはカツ丼と情に訴えて自供を引き出して見事解決、という現実感もへったくれもないドラマが山のようにあった。 とくに80年代の確信犯的なリアリティの欠如はすさまじいもので、大門部長刑事がショットガンで、悪党が持っている拳銃を弾き飛ばすという芸当をやってのけた。「散弾銃で撃ったら、腕ごと吹っ飛ぶんじゃ……」なんてツッコ

    貧しくも激務に励む刑事たち? - 深町秋生の序二段日記
    uporeke
    uporeke 2010/08/09
  • 深町秋生の序二段日記

    東京の人口が未だに増え続けているという。もうすぐ1300万人を突破するとか。 仕事を追い求めて地方の人間がぞくぞくと集まっているのであろう。しかしそれだけではなく、リタイヤした高齢者もけっこう東京に向かっているのではないかと思う。仕事ほしさだけで人は上京するわけではないようだ。 先日、TBS系の深夜ドキュメント番組「ドキュメント・ナウ」を見た。この番組はわりと好感が持てて、大衆の現状というものを過剰に(古舘の過剰に深刻ぶった面にはうんざり)伝えることがない。テンポよく淡白にやるから鼻につかない。 先日は札幌における高齢者の集団生活の姿を追っていた。さまざまな理由で田舎で暮らせなくなった高齢者らが、札幌の元学生寮に集まって、スタッフとともに共同で生活するというもの。半介護施設といった感じだろうか。若者の減少によって空いた都会の学生寮に、地方で住めなくなった老人が集まるという姿が大変おもしろ

    uporeke
    uporeke 2009/02/02
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