おかげさまで本日、食い倒れ日記を始めて10年経ちました。読者の皆さんに感謝!これからもスタンスを変えず、私が思う佳い食について書き続けていきます。全国で最もスゴイ、直売所併設レストランである茨城県ポケットファームどきどきにて。 2013年7月10日 from 茨城県で最大の農畜産物直売所であるポケットファームどきどきへ数年ぶりに来ている。この施設は年間で10億円近くの売り上げを誇る、国内有数の直売所だ。直売所は全国で14000軒を超えたと言われるが、売り上げ1億円未満の店がほとんど。その中でこの店が成功してきた要因は、資本力や規模の大きさだけではない。 このポケットファームどきどき、JA全農いばらきの経営だ。農協が出している直売施設ということ。しかしいい意味で農協らしからぬ方針をとってきた。例えば施設内で販売されている加工食品やハムソーの類いは、100%無添加とはいわないにしてもほぼそれに
2013年7月 9日 from 日常つれづれ 昨日、ヤフーニュースのトップ記事の中に、自分が観た光景が載ってるのでビックリしてしまった。それは、全日本司厨士協会の長崎県本部会長の坂本さんが、トルコを親善訪問した際に長崎名物の「トルコライス」を「トルコ料理にはない様式」として、トルコの名称を冠することに「難色」を示したという記事だ。 ■母国はトルコライスに難色 長崎新聞 7月8日(月)9時36分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130708-00010001-nagasaki-l42 えー 私、この場に居合わせましたし、坂本さんがこの話を向こうのトルコシェフアソシエーションの会長としている際にも、一緒の席で飲んでました。ハッキリ言いますが、この記事の記者のとりあげ方が間違ってる。 「難色を示した」 とか書くと、いかにもこれは憂慮すべき問題である!み
土用の丑の日に、俺はもう鰻専門店でしかウナギを食べないぜ宣言。スーパー、コンビニや牛丼店でウナギを食べるのは正義じゃないよ。減少した資源は一休みして回復に努めるのが人の道でしょ。それができるのが日本人の誇りというものだと思う。 2012年7月27日 from 食材 今日の読売新聞朝刊に、三重大学の勝川先生がウナギについて書いている記事が、じつに正論だ。ここのところ、くだらないテレビ番組のウナギ誘導報道に辟易していた身にはじつに小気味よく、読売の良心を感じた。冒頭に書いてあった、水産資源の利用について日本は国際的な批判を浴びている、ということをもっと一般の人が認識すべきだと思う。 ウナギは、絶滅が危惧されるほどにその資源が減ってるんだから、管理をしていかなければならない。だれがみたって当たり前のそのことを、日本の多くのメディアはきちんと表明しない。 「リアルスコープ」とか「スッキリ」とか、テ
やっぱり日本経済新聞の論調をあんまり信じちゃいけないね。 「日本の農業も、構造改革して強くなれば、TPPを締結しても大丈夫」といいたいのだろうけれども、それは間違っているよ。 2010年11月12日 from 日常つれづれ,農村の現実 先日、日経新聞も農業に関してまともなことを書くようになったということをここに書いたけれども、そう言い切るのは早計だったようだ。 日経新聞内にいる記者の方から「自分の所属する新聞ながら、こんな内容の記事を書いて農業を貶めるとは、ちょっと腹にすえかねる」というメールと共に、11月9、10日に掲載された一面コラムのことを教えてもらった。 全文引用すると差し障りがあると思うので、日経新聞のWebサイトなどで読んで欲しいが、ようするに上・下ともに下記のようなことを書いている。 日本の農業はそんなに弱いのか?それは経営者としてのセンスを持っていない農業者ばかりだからでは
またやったな民主党、、、第一次産業をなめやがってふざけるな。事業仕分けにおける「共同農業普及事業」の扱いで、民主党がいかにバラバラの寄せ集めかがわかった。 2010年11月18日 from 日常つれづれ,農村の現実 昨日の事業仕分けにおいて、あまりニュースにはならなかったけれども日本の第一次産業にとって重要な予算が仕分けされてしまった。 「普及指導員の配置および普及指導活動の実施等」というもので、各県にいる7500人弱の普及指導員への国からの35億円の補助金を「抜本的に見直し」せよということだ。一言で言えば、全国で農家に対し技術面や経営面でサポートをしている「普及員さん」という人たちの活動予算を大きく仕分けてしまったということだ。 昨日の仕分け会議終了後の時点で、各地で僕がおつきあいしてきた普及員さんからメールが届いた。みなが言っているのが「仕分け担当者は現場を知らないくせに、ペーパーで書
口蹄疫終息までまだもう一息、、、 支援の場を見に行った。そして、大手マスコミが語らないことの多さに愕然とした。 2010年7月15日 from 口蹄疫を考える 駅弁を食べつつ、鹿児島へ移動。豪雨のため徐行運転となり、40分遅れでの運行となる。温暖化による異常気象の影響は全国的にあるが、とくに南の地方ほどその影響を真っ先に受ける。鹿児島・宮崎は今年、満足に米が穫れるだろうか。穫れはするだろうが、こんなにもめちゃくちゃな日照と風と雨に翻弄されて、一等米の比率は恐ろしいほどに下がるだろう。ちまたには「温暖化など来ていない、錯覚だ」などという人がいるらしいけれども、少なくとも農業生産の分野では間違いなく影響が出ているよ。どんな世界でもアンチなことを言うと世間からある程度認められるものだけれども、そいつはどうだろうかね。 そして頼みの綱の畜産はこんなにも圧迫されているのだから、本当に地方としての力を
スーパー種雄牛「忠富士」陽性・殺処分 悲しいことだがもう、「特例中の特例」は認めない方がいいかもしれない。 僕は真剣に、熊本あかうしの無事を案ずる。 2010年5月23日 from 口蹄疫を考える 残念なことに、宮崎県が有する黒毛和種の種雄牛のエース格の一頭である忠富士から陽性反応が出て、殺処分となった。獣医師数人と意見交換をしたが、どの人も所見としては「隔離する前に感染していたのだろう」と。潜伏期間があるので、すぐさま発症するとは限らないのである。それが、今回の口蹄疫が人の心をこうまでかき乱す性質なのだ。 しかし、こうなったのであれば、残る5頭の安否が気になるところではあるけれども、これはもう殺処分しかないのではないだろうか、と思う。 え? なんで? と言われるかもしれないけれども、もうコトは最悪の事態を考えながら進むべきで、隣県を巻き込む可能性がでてきたということだ。 その場合、僕が恐
第一次産業に逃げ場はないのですよ。宮崎県の口蹄疫発生状況に、言葉が出ない、、、 我々にできることはなんなのだろう。 2010年5月17日 from 口蹄疫を考える ここのところあまりに繁忙だったので、口蹄疫のことについて書こう、書こうと思いながらずいぶんと時間がたってしまった。 、、、そして、事態は予想以上に恐ろしく深刻な事態になってしまった。宮崎県の畜産はすさまじいダメージを受けてしまったのである。16日には被災農場が100を超した。すでに殺処分をしなければならない患畜が8万頭(!)を越している。 このニュースが一般にはあまりうまく伝わっていない。どうも、情報があまり出てこないので報道管制が敷かれているのではないかという勘ぐりもあるようだけど、それは違うでしょう。鳥インフルエンザの時に、発生した農場にずけずけと無断立ち入りしたマスコミがあったが、ああいうことをされたらすぐに他地域に感染し
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